私がウィーンに初めて行った10年前は、今ほど日本で知られていなくて、ヨーロッパのイースターの規模の大きさにビックリしたのを覚えています。流石キリスト教の国なんだなあと、文化や歴史の違いを目の当たりにしました。クリスマスの次に大きなイベントで、この季節は仕事やお店も、お休みになる事が殆ど。
そんなイースターの季節の為に作られたのが、ハレルヤコーラスで有名なメサイヤ。日本では年末に演奏される事が多いですが、今回はイースターに演奏されるという事で、桜の咲きそうなこの晴れやかな季節に聴きに行きました。
公演は聖学院さんの講堂で行われるメサイヤ。ステンドグラスに春の陽射しが差し込んで、今このスピードハイテクな時代に居ながら、人が人の力で創りだしたものの大きさを感じた、そんなイースターでした。
来月からは新学期。4月が新学期なのは日本ならではですが、このイースターを越えて新たな門出へ出発する気持ちは、今も昔も変わらないのだろうと、桜の蕾を眺めながら感じています。
私は5月に久しぶりにコンサートに出演いたします。
このところオペラが続いていたので、コンサートが久しぶりで楽しみです😊
5月17日（金）18時開演
五反田文化センター音楽ホール
全席自由¥2000
私は『連隊の娘』のアリアと、アメリカ人作曲家バーバーの歌曲を歌う予定です。
